高血圧・糖尿病・脂質異常などの
さまざまな「危険因子」が原因に
動脈硬化を起こしたり、進めたりする原因を「危険因子」と呼びますが、もちろん危険因子は一つではありません。加齢(齢をとること)や性別(一般に男性は女性よりも動脈硬化が速く進行します)は重要な危険因子ですが、残念ながら自分ではどうすることもできません。しかし一方で、生活習慣の改善や適切な治療により、自分でコントロールできる危険因子もたくさんあります。そのような危険因子の代表的なものが高血圧、脂質異常症、糖尿病であると言えるでしょう。それ以外の危険因子としては、喫煙、肥満、慢性腎臓病、冠動脈疾患の家族歴(体質や遺伝)などが挙げられています。これらの危険因子は合併しやすく、また一旦合併すると動脈硬化も加速度的に進行することが知られています。一つでも危険因子を減らしたり、しっかりとコントロールしたりすることが重要です。
代表的な危険因子
- 高血圧
- 脂質異常症
- 糖尿病
その他の危険因子
- 加齢
- 性別
- 喫煙
- 肥満
- 慢性腎臓病
- 冠動脈疾患の家族歴(体質や遺伝)