糖尿病の初期には
自覚症状はほとんどありません
糖尿病の初期には、自覚症状はほとんどありません。そのため健康診断で尿糖が出ているのを指摘されたり、血糖値やHbA1cが高いと言われて気づくことが多いようです。ただし、この時点で医療機関を受診せずに放置しておくと、数年後にはさまざまな合併症が出てくる危険があります。
糖尿病の初期には、自覚症状はほとんどありません。
糖尿病がかなり進行した状態になると、高い血糖値を薄めようと脳が働くため、のどの渇きを感じるようになり(口渇)、そのため水をたくさん飲んだり(多飲)、トイレに行く回数が増える(多尿)などの症状が出てきます。さらに悪化した場合には、インスリンがうまく作用しないためたくさん食べても体内に栄養を取り込めない状態となり、ひどい場合は1ヵ月に5kg以上体重が減ることもあります。