脂質異常症の診断は
血液検査で行います
脂質異常症の診断は、早朝空腹時(10時間以上の絶食を「空腹時」と規定しています)の血液検査で行いますが、水やお茶などカロリーのない水分の摂取は可とされています。それ以外の条件を「随時」として扱います。診断基準は下記の如くです。
高LDLコレステロール
血症
140mg/dL以上
高トリグリセライド
血症
150mg/dL以上(空腹時)
175mg/dL以上(随時)
低HDLコレステロール
血症
40mg/dL以上
LDLコレステロールの測定方法
LDLコレステロールの測定方法には、直接測定する方法と、総コレステロール・トリグリセライド・HDLコレステロールを測定してから計算式を用いて算出する方法があります。
以前は測定キット間のばらつきなどから後者が推奨されていましたが、今回のガイドラインからはどちらの方法でも構わないようです。なお、トリグリセライドが高すぎる(400mg/dl以上)と計算式が使用できませんので、直接法による測定が必要となります。