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東三医学会糖尿病勉強会

昨日は「第1回 東三医学会糖尿病勉強会」という研究会がありました。この研究会は、東三河地区の糖尿病患者さんが、どの医療機関を受診しても質の高い糖尿病診療が受けられるように、各医療機関の糖尿病診療力を高めることを目的として発足しました。私も世話人の一人として、その立ち上げに関わらせていただきました。
愛知県の中でみると、豊橋市は、健診で糖尿病(または糖尿病の予備群)を指摘される人の割合が高いことがわかっています。理由は幾つか考えられますが、近所へ出かける時も自家用車を使うため運動不足の人が多いことや、果物の産地であるため果物を摂りすぎている人が多いことなどが指摘されています。すなわち、豊橋を含めた東三河地区では、かかりつけ医が糖尿病をしっかりと診療できる体制を整えることが非常に重要となっているのです。
さて、第1回のテーマは「低血糖」でした。糖尿病は血糖値が高くなる病気ですが、治療によって血糖が下がりすぎるとかえって危険な場合があります。低血糖と聞くと、インスリン治療を思い浮かべる人が多いかもしれませんが、実際には飲み薬の糖尿病治療薬(経口糖尿病薬)が原因となっていることも多いそうです。
研究会では、実際の低血糖の実例(もちろん個人情報は保護されていますのでご安心を)や、低血糖を起こさないための経口糖尿病薬の使い方、さらには低血糖時の対処法に至るまで、豊橋医療センター・豊川市民病院・豊橋市民病院の各部長の先生方に教えていただきました。例えば、実際に低血糖が起きた際にはブドウ糖で10g、砂糖だと20gが必要であること、清涼飲料水の中ではコカ・コーラ(ダイエットではなくオリジナルのコカ・コーラ)がおすすめであること、チョコレートは油分が多く吸収が遅いためおすすめできないことなど、患者さんやその家族がその場でできる対処法を教えていただいたので、早速患者さんへの指導に使えそうです。
この「東三医学会糖尿病勉強会」は3〜4回/年で行われる予定です。今後も糖尿病診療を行う上で重要なテーマを取り上げていくつもりですので、乞うご期待を。

抗凝固薬病診連携パス

私たちは、豊橋ハートセンターの不整脈グループの先生方と「抗凝固薬病診連携パス」を運用しています。
先日も、この連携パスの変更点や今後の運用方法について打ち合わせを行ってきました。
2015-03-19 17.44.12
この連携パスは、心房細動という不整脈のために抗凝固薬(血液をさらさらにする薬)を服用している患者さんを、かかりつけ医とハートセンターが協力して診療していくためのものです。
このパスを使用すれば、普段は近所のかかりつけ医で診てもらうことができるので、わざわざハートセンターまで通う必要がなくなります。もちろん何か問題が生じた場合は、パスを通じてすぐにハートセンターを受診し治療を受けることが出来るので、患者さんは安心して治療を続けられるという仕組みです。
今後も患者さんが安心して診療を受けられるように、様々な仕組みを考えていきたいと思っています。

ホームページをリニューアルしました。

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